こだわればこそ。
ジュエリー作家kumenaoさんの商品を撮影し続けて3年が経ちます。
先日も輝く作品たちを存分に撮影させていただいたところですが、毎回思うのは
kumenaoさんの「シルバーの輝き」に向き合う姿勢の素晴らしさです。
3年前も今も、毎回頭の下がる思いです。
撮影でのkumenaoさんのこだわりは、とことんまで追い込んだ背景の白にシルバーの輝きを引き立たせること。
今やkumenaoブランドの代名詞的存在になりつつある白ですが、ここまでの白を出せるようになるまでには随分と時間が掛かりました。
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ご依頼を受けた3年前は、商品撮影の経験が乏しく「写真は雰囲気よく撮れればそれで良い」という、そもそもの「雰囲気」を勘違いしていた時期でした。
だから、というか当然ですが1回目の納品後に怒涛のダメ出しをされた時には、情けないことにどう撮影し直したら良いのかもわからず途方に暮れていました。
多分kumenaoさんもこれは大変な人に頼んでしまったと困っていたことと思います。
今考えると、商品撮影のいろはも知らずによく仕事していたなと恥ずかしく思いますが、当時はそんなものだと思っていたのも事実です。
無知ほど怖いものはありません。
そのことに気づかせてくれたkumenaoさんには、感謝しかありません。
あれから改めて勉強もし直し、機材も増やしお客様の要求にも対応できるような技術を高める努力をし続けております。
それでもまだまだと思うことはたくさんありますけれど。
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撮影者はあくまで黒子とは言いますが、できることならばお客様と一緒に前を向いて進んでいける関係でありたいとも思っております。
撮影の際はとことんこだわってください。
遠慮なさらずに。一緒に作り上げていきましょう。
スイ
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